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(パ・リーグ、西武0−2楽天、1回戦、楽天1勝、26日、皇子山)西武先発の涌井は、9回2失点も2敗目。二回二死から岩村に四球を与え、それが失点につながり「調子がよかっただけにもったいなかった」と悔やんだ。しかし三回以降は、丁寧に低めを突く持ち味を発揮し、九回まで危なげない投球。打線の援護なく、岩隈との投げ合いに敗れたが、「途中からは思い通りに投げられたし、腕も振れた。点を取られないな、と思って投げていた」と手応えをつかんでいた。
【写真で見る】九回を投げ終え、ベンチに戻る涌井
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【アナハイム(米カリフォルニア州)25日(日本時間26日)】米大リーグ、アスレチックスの松井秀喜外野手(36)がエンゼルス戦に「5番・DH」で出場して4打数2安打。古巣に0−5の完封負けを食らったが、今季7度目の複数安打を記録して意地を見せた。
【写真で見る】右前打を放ち1塁に向かう松井秀
複雑な思いの凱旋だった。昨季の本拠地・エンゼルスタジアムに戻ってきた松井に対する古巣ファンの反応は、歓声とブーイングが半々。“昨季プレーオフを逃した戦犯の1人”とあって、冷ややかだった。
「去年、一緒に戦ったメンバーもいるし、懐かしい感じもした。(エ軍先発のウィーバーは)きょうは緩い球ばかり。もう少し真っすぐを投げていたイメージだった」
零封負けを喫したものの、松井は昨オフに再契約の提示さえしなかった古巣に意地を見せた。エ軍のエース、ウィーバーから二回に左翼線二塁打、九回に右前打を放ち、今季7度目のマルチ安打を記録した。
古巣のマイク・ソーシア監督(52)も「いい打撃をしていた。スイングのスピードも速かった」と感服。残り2試合のエ軍戦では、勝利に導く打撃を見せつける。
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(セ・リーグ、ヤクルト7−1巨人、3回戦、巨人2勝1敗、26日、静岡)指揮官の起用にこたえた。1−1で迎えた六回一死二塁。「3番・左翼」でスタメンのヤクルト・ユウイチが、左前にポトリと落ちる勝ち越し打を放った。
【写真で見る】7連勝に笑顔のユウイチと田中
「追いこまれる前が勝負だと思っていた。(二走の)田中がよく走ってくれた」。3試合ぶり、今季2度目の先発出場に抜てきされた30歳が、東野の外角スライダーにくらいついた。
ブラジル・サンパウロ州出身。1999年に来日し、2004年に日本国籍を取得。身も心もすっかり日本人になった。東日本大震災後には「心配だよ」と“第2の母国”の惨状に心を痛めていた。好調のヤクルトにあって、3番だけがアキレス腱。開幕から固定できていない中、ユウイチがレギュラー獲りへ猛アピールだ。
小川監督にとって、静岡・草薙球場は社会人野球の河合楽器時代に都市対抗予選を戦った場所。思い出の球場で、悩み続けた「3番・左翼」にも光明が差し、「ヒットを打つだけじゃなくタイムリーですから。これで変わってくれれば」と表情を緩めていた。
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(セ・リーグ、ヤクルト7−1巨人、3回戦、巨人2勝1敗、26日、静岡)今年こそメークミルミル!! ヤクルトが26日、巨人3回戦(静岡)に7−1で逆転勝ちし、昨年8月以来の7連勝。単独首位をキープした。石川雅規投手(31)が7回3安打1失点と好投し、今季2勝目(1敗)を挙げた。敗戦投手になった開幕戦のリベンジに成功。通算99勝となり、球団では史上5人目となる100勝に王手をかけた。
【写真で見る】史上5人目の100勝に王手の石川
右翼席で東京音頭が鳴りやまない。東日本大震災による電力不足の影響で、代替開催された静岡・草薙球場。そのマウンドに仁王立ちしたのは、エース石川だった。
「初回の一発で目が覚めた。そのあとは、低めをつくことを心がけた。ベースをいっぱいいっぱい使えたのがよかった」
両翼91メートル、中堅115メートルは、本拠地の神宮より両翼が10メートル、中堅が5メートルも狭い。一回、坂本に先頭打者本塁打を浴びたが、女房役の相川の「大胆さと慎重さは紙一重だぞ」の言葉で本来の投球がよみがえった。
多彩な変化球を丁寧にコーナーに投げ分け、巨人打線に的を絞らせない。7回3安打1失点。充実の99球だった。4年連続6度目の開幕投手を務めた12日の巨人戦(宇部)は6回3失点で敗戦投手になったが、リベンジに成功した。プロ10年目で通算99勝(82敗)となり、節目の100勝にも残り1勝となった。
秋田市出身の31歳は1800グラム弱の未熟児で生まれたため、小学2年時に2カ月間も仙台市内の病院に検査入院したことがある。毎晩病室を抜け出しては、10円玉を握りしめてロビーの公衆電話に向かった。
「寂しくて、怖くて…。毎日泣いて実家に電話した。あの経験があったから、強くなれた」。その思い出の地を東日本大震災が直撃した。「今年は特別な1年になる。復興したら、あの病院にも行ってみたい」。被災地にプレーで勇気を届けようと心に決めている。
打線も11安打7得点と投打がかみ合い、7連勝で首位を守った。昨年8月に10連勝して『メークミルミル』と呼ばれて以来の快進撃だ。昨年5月27日から指揮を執る小川監督はこれで通算66勝39敗5分けで勝率は驚異の・629。手腕が光る指揮官は「石川がよく粘った。最初の3連敗がうそのような勝ち方。選手に感謝したい」と目尻を下げた。
「良いムードで戦えている。おごることなく、一戦一戦やっていくだけ」。選手会長の石川は気を引き締める。2001年以来となる日本一へ。この強さ、春の珍事とは呼ばせない。
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